こんにちは、なのぴこです。
ウチの自閉っ子ナノ子(現在年長さん)の日常を、紹介します。
Contents
自閉っ子あるある?ナノ子の反復行動
毎日やる、頻繁にやる
- 同じ絵を繰り返し描く
- 折紙に絵を描いて切り抜く
- お気に入りの歌を歌ったり踊ったりする
- お気に入りの車のおもちゃで同じコースを走る
- 同じ場所を歩いたりジャンプしたりする
子供ならずっと同じことをして遊ぶ、というのはよくあることですが、ひとつ上の定型発達のお姉ちゃんと比べてみると繰り返しの頻度が全然違います。
歌やダンス、おもちゃにはその時のマイブームがありますが、演目・品を変えながら続きます。
2、3年位前のマイブームが急によみがえる
あともうひとつ特徴的だなと思うのが、幼児なのに結構前のこと覚えてるな、ということです。
小1のお姉ちゃんは保育園の年中、年長さんの時のことを尋ねても段々うろ覚えになってきていて、本人も「もう忘れちゃったよー」とのたまっています。それ以前の記憶なんてほぼなし。
一方ナノ子は、1才半とか2才頃に見ていたDVDの歌とかダンスを、急に喋ったり踊ったりすることがあります。しかも驚くほど鮮明に覚えている。
3年ぶりにナノ子の中でしまじろうDVDのブームがきているのですが、もうお姉ちゃんも私も歌とダンスをすっかり忘れています…
幼児期健忘とかないの?と不思議に思います。
かかりつけのお医者さんから聞いた
「自閉症の人の記憶には時系列が無いという研究がある」
という話も思い出します。
ナノ子の中では急に昔のブームがよみがえった、ということではなく「この間もやってたこと」位な感覚なのかもしれません。
自閉っ子の不思議。たまんないです。
反復行動と常同行動の意味
常同行動とは。言語上の定義を調べてみた
自閉症関連で「反復行動」や「常同行動」という言葉をよく聞きますが、何が違うの?と気になったので調べてみました。
反復的な行動は、単純な常同運動(例:手を叩く、指をはじく)、反復的な物の使用(例:小銭を回す、おもちゃを一列に並べる)、反復発語(例:耳にした言葉のオウム返し)などが典型的です。同じ質問を繰り返したり、同じ場所を行ったり来たりすることもあります。
ハートクリニック「こころのはなし」より
どちらの言葉もほとんど同じ意味のような気がする…
ちなみに「常同行動」で調べてみると
反復的・儀式的な行動、姿勢、発声である。単純なもの(身体揺すりなど)から、複雑なもの(自己愛撫、足を重ねたり解いたりの繰り返し、特定方向への行進)などがありえる。
ウィキペディアより
うーん、どちらも単純行動の繰り返しですが、
- 常同行動…【行動】体ひとつで行い、道具を使わない。
【言語】単なる発声・奇声 - 反復行動…【行動】道具使用を伴う。
【言語】ある程度意味のある言葉のオウム返し
ということでしょうか。
反復的な行動は「自己刺激」
常同行動について調べていると
常同症は、自閉症においては英:Stimmingと呼ばれ、それは単一もしくは複数の感覚を自己刺激しているという仮説である
ウィキペディアより
こんな記述がありました。
ナノ子が手の平を顔の横でひらひらさせて、それを横目でじっと見ているのをみて
「そうやって自己刺激してるんだね」
と教育委員会の就学相談にいった時のお医者さんに言われました。自閉っ子あるあるなんだとか。
自閉症における常同行動の目的は、繰り返すこと自体ではなく、何らかの感覚を刺激するためである、と考えられているようです。
何気ない自閉っ子の行動も、すでに医療的定義のあるものと知り、ちょっと驚き。
調べてみるのも楽しいものです。
読んでいただいてありがとうございました!