療育園に通い始めた頃のことをお話ししたいと思います。
ナノ子が通っていた療育園は、保育園・幼稚園入園前の乳児が対象になっていて、週に2~3回通うタイプのところです。(こういう施設をどう呼ぶかは自治体によって異なると思います)
それまでスルーしていたナノ子の「気になるところ」が、次々と明確になっていくのでした…
療育園に通ってみると、他の子との違いがはっきりします。
- 挨拶しない
- 返事しない
- 簡単な指示に従えない
この時はまだ自閉症の診断が出ていなかったので、なんでこんなにお姉ちゃんや他の子と違うのか、とても不思議でした。
といっても悪いことばかりではなく、ナノ子が得意なことも分かるようになりました。
- 文字や絵を認識するのが得意
- 「座って」と言われたら短時間は座っていられる
- 通園自体は嫌がらない
療育園には色々な発達の凸凹がある子が来ているので、先生も慣れたものでナノ子に合わせた対応をしてくれます。
最初に驚いたのが通園ブックの出席シール貼り。
好きなところに貼りたいナノ子と、先生の素早い攻防は見ものでした(笑)
この時「指示した場所にシールを貼らせるための誘導道具」を見て、私は
ナノ子の困った行動は、少しの補助で適切に導くことができる
ということをはっきり意識できました。
今思い返すと、療育や支援教育に初めて触れたときですね。
でもまだ療育園のカリキュラムが、ナノ子にとって何の意味があるのかは全然分かっていなかった頃。
とりあえず通ってみた…という感じでした。
次回は療育園のカリキュラムについてお話したいと思います。